nanacoで給油したらお釣りチャージし忘れで残高全額持っていかれた話

ツーリングの途中で、ENEOSで給油しました。
給油と言っても、連れが給油するときに空いていたのでついでに満タンにした程度です。
具体的には3L程度の給油(V125としてはそこそこ入った)でした。
このとき、休憩のために立ち寄ったセブンイレブンで使ったnanacoが財布の取りやすいところにあったので、nanacoで支払いました。
給油した時点では気づかなかったのですが、このときnanacoの残高は0円になっていました。
実際は4000円程度チャージされていて、3500円程度残るはずでした。

後日、セブンイレブンで買い物をしようとしたときに、残高が0ですよと言われて、あれ?使い切ったっけな?というキッカケがあって気づくことができました。
使い切っていたら必ずチャージするはずなので、違和感を覚えて、nanacoのサイトで利用記録を確認しました。
すると、ツーリングした日にセブンイレブンで飲み物を買った記録の後に、残りのチャージ額ピッタリ約4000円が全額引き落とされていてなんだこれ?となりました。
不正利用にしては記録として正しすぎるなと感じて、調べた結果、nanacoをセルフスタンドで使う場合の仕組みとして、満タンで給油するときは、 給油開始時に給油機に対して、電子マネーカードにチャージされている全額をまず支払い、給油した結果の差額をチャージをすることでお釣りを受け取る方式になっているということでした。

普段クレジットカードで決済していたので給油した分の額が勝手に差し引きしてくれるものだと思いこんでいました。
おそらく、給油機はお釣り受け取れよな!チャージしてからいけよな!って画面は出していたようなのですが、全く気づかず。思い込んでいると無理ですね。
たしかに、その給油のときにレシートを受け取った記憶も無いし、財布にもレシートはありませんでした。
お釣りをチャージした時点でレシートが発行されるということですね。

いやいや、わからんってこの仕組み・・・。

テクノロジーの敗北を感じますね。
便利にしようとしたけど、しきれずちょっとだけ不便が残ってる感じ。。。

さて、起こった事はわかりましたが、受け取り損ねた3000円ちょっとどうしましょうってなりますよね。
給油機のメッセージを聞きもせず、レシートも受け取ってない私が悪いのですが、なんとも納得いかないので、なんとか取り戻そうと思い立ちました。
さて、この手のトラブルは問い合わせ先を迷いますよね。
私が給油したのはENEOSで、使った支払いの元締めはセブン&アイグループです。
結論としては、ENEOSの公式サイトの問い合わせページから、給油した店舗に転送してもらう形で問い合わせるという方法になります。
nanacoは関係無く、このパターンは、現金を店舗に忘れてきたのと同じ状態なので、店舗に釣り忘れちゃったから銀行振り込みで渡し直してくれと依頼するということになります。
無事にメールでの連絡がつき、お店からのメッセージとしては、nanaco決済は2ヶ月間記録が店舗に残っているが、レシートは1ヶ月前までしか再発行ができない。
ということでした。
私は1ヶ月半経った時点で気づいて連絡したので、お店にくればお釣りに相当する額を渡せるし、振込手数料を払ってもらえれば銀行振込もできるということでした。
レシートも発行はできないが、給油内容の詳細をメールで送ってくれました。
私は、お釣り約3000円を取りに寒い中一人で2時間弱も走りたくなかったので、振込をお願いしました。
そして無事差し引き2500円強が戻ってきました。
お店の対応としてはとても丁寧で、好印象を持てました。

この一件を通しての私の所感ですが、情報技術に詳しい人ほど引っかかってしてしまうトラブルだろうなと感じました。
だっておかしいもん、お釣りをチャージで受け取らなきゃいけないって、、、その手間カットできるでしょ技術的には・・・。色々な制約でできなかったんだろうけど・・・。
nanacoやSuicaのような交通系マネーの決済方法が厄介過ぎるだろという意見もあると思いますが、各社それぞれが、いろいろな決済方法を使えたほうが便利だよねということで、 使えるようにしたというポジティブな話しに、お釣りをチャージでもらわなきゃいけないという仕様が悪さをしてしまっているだけなんですよね。
そこに、思い込みで注意書きをよく読まない私のような客の登場で、店がデータ確認と振込手続きをしなきゃいけないという余計な業務が発生してしまっていると。
全体で見ればプラスなんでしょうが、局所的にネガティブな結果が生まれてしまっているのは、なんとか解決してほしいなと思いました。
ま、現金のお釣りを取り忘れてたらこんな回収もできなかったかもしれないので、そこはデータ社会の強さを発揮できたとも言えます。

同じような境遇の人がお釣りを回収できるよう、この記事が届きますように。
以上。(2020/12/25)